- 掲載日
- 2024年07月31日
主催:日本公認会計士協会
組織内会計士協議会
日本公認会計士協会・組織内会計士協議会では、組織内会計士の資質の維持及び向上を図るとともに、組織内会計士の組織化を推進し会員及び準会員の活動領域の拡充及び人材の流動化を促進することを目的として、組織内会計士に関する研修会等を実施しています。
国内の人口減少を背景として、さまざまな領域で人手不足の緩和・解消が急務となっています。量的な不足だけでなく、産業領域による人材の偏重や地域間格差等に見られる質的な不足も深刻です。そのため、経理領域に限らず幅広い経験と見識を持つ組織内会計士に対する期待は高まる一方です。
さらに、生成AIの民主化と急速な進化によって、企業や事業を取り巻く環境変化は一気に加速しました。従来のコーポレート業務は、「定型的・反復的かつ正解のある業務」の比重が相当な割合を占めていました。今後は、「非定型的・非反復的かつ正解のない業務」の重要性が増すのは明らかです。前者を処理するのが従来型のシステム(会計システム等)であり、後者を得意領域とするのが生成AIです。
これらの背景から、組織内会計士にとって生成AI活用スキルを身につけることは大きな強みとなり、さらに多くの異質な機会に巡りあうことにも繋がります。個人だけでなく組織や企業においても、その影響と成果の大きさは計り知れません。
とはいえ、生成AIは魔法の杖ではありません。生成AIの得手・不得手、効果的な利用方法、利用者に求められるマインドセットやスキル、利用上の注意点などを押さえることが重要です。それらを押さえれば、個人や組織の生産性改善、業務品質の向上、高付加価値業務への注力、自身のアップスキリング(思考力・構造化力・言語化力の強化など)に直結します。
現在、さまざまな生成AIツールが頻繁に登場し、それらの機能も随時強化され続けています。一方、それらの生成AIツールを企業実務の現場で活用できているケースは多くありません。その傾向はコーポレート部門においても同様です。そこで、初級者の心理的障壁を取り除きつつ、コーポレート部門での業務を想定して、日常的に使えるようになるための第一歩を踏み出して頂くことが本研修の目的です。
是非ともご参加いただきますようご案内申し上げます。
<研修会概要>
【開催日時】 | 2024年9月18日(水)18:30~20:10 |
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【開催方法】 | リモート形式 |
【内容】 | 1. 生成AIの基礎
1) 生成AIとは何か 2) 検索エンジンや辞書ツールとの違い 3) 仕組みと特性 2. コーポレート業務における生成AI活用 1) 生成AIが得意とする業務 2) 利用者に必要なマインドセット・スキル 3) コーポレート業務における具体的な活用事例 ‐日常業務の自動化 ‐タスクの見える化 ‐コミュニケーションの円滑化 4) 生成AIを活用することの効果 3. 生成AIを活用する上での留意点 1) 生成AIの限界 2) 著作権等の法的留意点 3) 倫理的配慮の必要性 4. 質疑応答 |
【単位コード】 | 6305 |
【Eラーニング】 | 有 |
【講 師】 | 波々伯部 潤 氏(合同会社HOHO代表社員)
㈱リクルート本社およびアジア地域統括会社にてコーポレート業務に長く従事した後、㈱ネオキャリア・スタートアップ等でCFOを歴任。財務会計・管理会計・コーポレートファイナンス・M&A・PMI・J-SOX・リスクマネジメント・上場準備・資金調達・戦略策定など多種多様なコーポレート業務を経験。 Developers Summit 2024、ChatGPT Meet-up Tokyo #5・#6、生成AI EXPO in 名古屋など生成AIに関する登壇多数(累計視聴者数千名)。コーポレート部門における生成AIの実務活用をテーマにUdemy講座も公開(受講者500名超)。熊本県の公立高校でも生成AIに関する特別授業を実施。 |
【想定する対象者・スキル・ターゲット】 | 日本公認会計士協会会員及び準会員 ※参加者にはCPD単位(1.5単位)が付与されます。 スキル:デジタル ターゲット:一般・管理職・経営層 |
【参加費】 | 無料 |
【参加申込方法】 | 日本公認会計士協会CPD ONLINEから申込み https://www.cpd.jicpa.or.jp/main/program/156969789 ※ご都合が悪くなった場合は、CPD ONLINEからキャンセル手続きをお願いいたします。 |
【申込受付期間】 | 2024年9月16日(月) |
【問合せ先】 | 日本公認会計士協会 組織内会計士協議会事務局 Mail: paib@sec.jicpa.or.jp |
以 上